(3)顧問コーチ®
①顧問コーチとは
顧問コーチの仕事は、その人の心の状態を、その人が本来もっている「まあるい心」に調え、維持することです。
人は、お互いに影響を与え合って存在しています。このために、いつの間にか「こだわり」「とらわれ」「かたより」が生じ、心のバランスを崩し、本来もって生まれた自由な「まあるい心」の状態でいられなくなります。それが、迷い、誤った判断、いじけた態度、傲慢な態度などを引き起こします。
「まあるい心」とは、持って生まれた、無我で自分らしい素直な心の状態です。人は、「まあるい心」に調えば、自分らしさを取り戻し、自信にみちあふれ、迷いが一切なくなり、力がこんこんと湧き出て、為すべきことに善集中できるようになります。
しかし、月の満ち欠けのごとく、人の「まあるい心」は、常なることはなく、満ち欠けを繰り返します。顧問コーチの使命は、パートナーに寄り添い、適時、「まあるい心」に調え、パートナーの目的および目標達成に貢献することです。
※目的とは、理念を指し、何のためにそれを為すのかという根本的な考え方です。
※目標とは、理念を具現化するために何をするのかです。
※「顧問コーチ®」は商標です。
②顧問コーチのゴール
パートナーの心を「まあるい心」に調えるのが顧問コーチのゴール(目標)です。一方、人には、持って生まれた美点と欠点があります。「まあるい心」とは、美点だけを強調した状態ではありません。美点と欠点のバランスがとれた状態をいいます。
顧問コーチのゴールは、パートナーの心を「まあるい心」に調えることであり、それは美点と欠点が調和した状態でもあります。
③顧問コーチが必要な人
起業家/管理職/経営者/ビジネスパーソン/定年退職者/教師/父母/進路に悩む就活生/学校生活に悩む子/その他
④顧問コーチが必要な時
自分がわからなく不安な時/自信がない時/どん底の時/判断に迷いがある時/大きな選択をする時/事業がうまくいかない時/自分の将来に不安がある時/自信満々な時/順風満帆な時/起業しようとしている時/事業を拡大しようとしている時/セカンドライフに入る時
⑤自信喪失の時のアプローチ
すべてに絶望し、心がいじけた状態の時は、「希望」を与えます。「希望」を言い換えると「可能生」です。顧問コーチがパートナーの可能生を信じ、エールを送ることでパートナーは可能生を信じることができ、再び顔を上げ、立ち上がり、前へ歩み始めることができます。
⑥自信満々の時のアプローチ
「衰え弱まる兆候は最盛期に現われ、新しい物事の胎動はどん底の極みに生じる」
※中国古典「菜根譚」前集117項。
順風満帆な時は、気を引き締め、驕りと埃を払う必要があります。それをアシストする役割を顧問コーチが担います。
⑦コーチングのやり方
・対面、ZOOM、LINE WORKS、電話、ボイスメール、メールを組み合わせて行います。
※対面、ZOOM、LINE WORKSが最も効果的です。
・顧問コーチの質問に答える形式で行います。